今更「東京ラブストーリー」関口さとみの陰謀

赤名リカ(鈴木保奈美) 永尾完治(織田裕二) 関口さとみ(有森也実)三上健一(江口洋介) 長崎尚子(千堂あきほ)

第2話

【本当のあらすじ】第2話「愛ってやつは」

三上とさとみのキスを目撃しショックなカンチに、笑顔でキスをして去っていったリカ。

次の日、会社から出てくるカンチに三上は声をかけるが、昨夜のことを気にしているカンチは「お前に用事はない」と言ってしまう。
リカから、昨夜のことを目撃したと聞かされた三上は、リカと一緒にカンチの家へ行き、「いつものことだ」と弁解する。

リカからもらったアイスホッケーのチケットで、さとみとデートするカンチの隣の席にリカが現れる。
3人で食事をすることになり、さとみが席をはずしている時に、リカの不倫のことで無神経なことを言って、リカを怒らせてしまう。さとみと二人きりになったカンチは、「付き合わないか」と言い出す。

一方、大学を留年しそうな三上に、同じ研究室の長崎がノートを差し出す。
三上はさとみにキスしたことを謝るため電話をするが、途中で切られてしまう。
しかし気になるさとみは、三上に自分から電話を入れるが、そっけない言葉しかかえってこない。
カンチから「付き合ってほしい」と言われたことを話すと、「いいんじゃないか、似合っている」と思わずいってしまう三上。

怒りモードのリカだったが、カンチのため仕事を手伝ってあげ、そのお礼におごってもらう約束をする。
仕事を終え、出ようとするカンチにさとみから電話が入り、返事をするという。
リカのデスクに今日は行けなくなったとメモを残し、さとみのもとへ向かう。
いい感じのふたりだったが、高校時代の思い出を話す中、さとみが机にらくがきされて泣いて帰った次の日、きれいに落書きが消してあったという。それがとてもうれしかったと話すさとみに、カンチは顔を曇らせる。
「それは俺じゃない・・・」
たったひとり三上が放課後残って、さとみの机の落書きを消していた。カンチの言葉に動揺するさとみの心に三上がいることに気づくカンチは、付き合うのはなかったことにする・・と一人で行ってしまう。

カンチと付き合うつもりでいたさとみは、複雑な気持ちで帰ってくるが、そこでさとみを待つ三上の姿があった。

さとみの気持ちを知り、やりきれなく一人飲んでいるところに偶然同僚に出くわし、そこでリカがメモを見てないことに気づく。
急ぎ約束の場所へ向かうが・・もうすでに4時間も過ぎている店の前で傘をさして待つリカがいた。

第2話「愛ってやつは」

関口さとみとのキスを目撃されたと知った三上健一は、赤名リカと共に永尾完治(カンチ)の家に行く。
しかし、カンチは話もロクに聞かず外出してしまう。

カンチは公衆電話からさとみに電話する。
「ベルの音が永尾くんぽかった・・・」
いかにもカンチからの電話を待ってたように言うさとみ。
本当は三上からの電話を待っていたクセに。

カンチはさとみをデートに誘う。
リカにもらったチケットでアイスホッケーの試合を見ていた。
そこに偶然を装いリカが現れる。
試合のあと、帰ろうとするリカをさとみは引き留め、3人で食事に行く事に。
目的は、カンチと自分の仲の良い所を見せ付けるため。
しかしカンチの言った一言でリカは怒り帰ってしまう。

帰り道、いきなりさとみは「永尾君、スキ」と言う。
カンチの気持ちがリカに行ってしまわないよう予防線を張ったのだった。
カンチも舞い上がってしまい、さとみに「付き合ってくれないか」と言ってしまう。
しかし、カンチはあくまでキープ、本命は三上。
「永尾くん、スキ」と言っておきながらも答えは保留にする。

職場の同僚と自宅で食事をするさとみ。
三上ではなくカンチと付き合うかもと言うさとみに半分あきれる同僚。
そこに三上から電話がかかるが、無言のまま切るさとみ。
冷たい態度で三上をじらす作戦だった。

しかし、三上からの電話はなく少しあせるさとみは自分から三上に電話をする。
そして、カンチからの告白の事を三上に喋る。
これで三角関係のできあがりだ。
同僚にはカンチと付き合うと言っておきながら、三上には迷ってると告げる。
これで、三上はあせり、付き合おうと言うはず・・・が、電話の向こうで女性の声が聞こえた。

さとみは考えた。まずはカンチから落そうと・・・

カンチはこの間の事を詫びようとリカと食事の約束をしていた。
しかし、そこへさとみから電話が入り、この間の返事をすると言う。
その電話を聞いていたさとみの同僚は、
「二番目に好きな人と付き合う方がうまくいくって言うしね」と嫌味を言うが、
さとみは、心の中でこの作戦は必ず成功させるとたくらんでいた。

カンチはリカとの約束をすっぽかしさとみと逢う。

カンチと逢ったさとみは相変わらず学生時代の話をする。
机に落書きをされていじめられたと・・・
「それ、消したの俺じゃない」
さとみはしまった!!と思った。
涙でごまかそうとしたが、カンチは思いつめたままさとみの顔を見ない。
仕方なく、「こんな私でよかったら・・・」と返事をしようとするが、
カンチはロクに答えを聞かずに店を出る。

次の作戦を考えながら家に帰ると、そこに三上がいた。
さとみはわざとらしく嘘泣きをしながら「永尾くんにふられちゃった」と三上に告げる。

私の男運はまだある!やはり三上から落そう・・・